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Archive — All Wines Ever Featured

紹介した一本は、
ここにすべて残しています。

実飲の記録も、楽天ROOMでご紹介したワインも。掲載を終えた後もこのアーカイブに時系列で蓄積し、 いつでも読み返せるようにしています。気になっていたあの一本にも、ここから再会できます。

2026/8/15

1

クルニ オアジ・デリ・アンジェリ楽天ROOM紹介

KURNI / Oasi degli Angeli

クルニ オアジ・デリ・アンジェリ2022

マルケ / クプラ・マリッティマ

甘い果実の衝撃が、夜を支配する赤

濃厚で甘い果実味と聞いて、これほど鮮烈な衝撃を残す一本はそう多くない。クルニ 2022は、熟れきった黒い果実の蜜がグラスの中で波のように広がり、そのあとからカカオ、乾いたハーブ、静かな樽の陰影が続く。マルケの海風と石灰質の土を思わせる緊張感が、豊かさをただ甘美なだけで終わらせない。日誌に残したい夜のために選ぶ、モンテプルチアーノです。

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2026/8/14

5

オー・ボン・クリマ 椿 ピノ・ノワール楽天ROOM紹介

Au Bon Climat Tsubaki Pinot Noir

オー・ボン・クリマ 椿 ピノ・ノワール2022

カリフォルニア / サンタ・バーバラ・カウンティ

太平洋の霧が育てた、椿の記憶

サンタ・バーバラの海岸線から吹き上がる冷たい霧が、ブルゴーニュを夢見た畑を包む。ジム・クレンデネンが育てたオー・ボン・クリマは、カリフォルニアのピノ・ノワールにエレガンスという言葉を与えた。椿のラベルが象徴するように、チェリーやスミレ、ほのかな土の香りは静かで深く、余韻には海風の気配が残る。

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オー・ボン・クリマ イザベル ピノ・ノワール楽天ROOM紹介

Au Bon Climat Isabelle Pinot Noir

オー・ボン・クリマ イザベル ピノ・ノワール2021

カリフォルニア / サンタ・マリア・ヴァレー

娘の名を冠した、最も静かな告白

イザベルは、創設者ジム・クレンデネンの娘の名前。冷涼な単一畑から生まれるこのキュヴェは、父から娘への手紙のように繊細で内省的だ。ラズベリー、バラの花びら、白檀の香り。絹糸のように細いタンニンが、驚くほど長い余韻へとほどけていく。言葉にならない感情を静かに受け止めるための一本。

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E.ギガル コンドリュー ラ・ドリアンヌ楽天ROOM紹介

E. Guigal Condrieu La Doriane

E.ギガル コンドリュー ラ・ドリアンヌ2023

ローヌ / コンドリュー

花畑の香りを、金色の食卓へ

グラスを近づけた瞬間、白い花、杏、熟した桃、蜂蜜の気配が幾重にも広がる。まるで初夏の花畑にそっと包まれたような香りの満ち方が、コンドリューの丘から届くラ・ドリアンヌ 2023の魅力です。華やぎの奥には、湯気の立つ料理へ静かに寄り添う輪郭がある。焼いた魚、鶏のロースト、バターをひと匙落とした野菜。誰かとゆっくり食卓を囲み、その夜をあとから思い出せるものにしたい時のための白ワインです。

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ザ・マスコット レッド・ワイン ナパ・ヴァレー楽天ROOM紹介

The Mascot Red Wine Napa Valley

ザ・マスコット レッド・ワイン ナパ・ヴァレー2019

カリフォルニア / ナパ・ヴァレー

記憶に残る贈り物を、深紅の一本で

節目のために選ぶワインは、箱を開ける瞬間だけでなく、その夜の会話まで美しくする。ハーラン・ファミリーが手がけるザ・マスコット 2019は、深い果実味と端正な骨格をあわせ持つナパ・ヴァレーの赤。熟したベリー、森の土、ほのかなミントの気配が、祝福の言葉を急かさず受け止める。昇進、誕生日、久しぶりに集まる家族の食卓に。数年後にも「あの時の一本」と呼べる、余韻まで贈れるワインです。

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コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー楽天ROOM紹介

Kongsgaard Chardonnay Napa Valley

コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー2022

カリフォルニア / ナパ・ヴァレー(ロス・カーネロス)

少し背伸びした夜に、確信が残る白

少し背伸びして選ぶ一本は、価格のために開けるものではない。開けたあとに、なぜこれを選んだのかを静かに納得できるかどうかが大切だ。ハドソンとハイド、二つの銘醸畑の果実から生まれるコングスガード 2022は、果実の豊かさだけで終わらず、石、白い花、レモンの皮のような緊張感が長い余韻をつくる。大切な人と食卓を囲む夜にも、自分の感覚を取り戻したい夜にも。日常をほんの少し上質に引き上げてくれる、後悔しないシャルドネです。

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2026/7/30

5

ハミルトン・ラッセル シャルドネ楽天ROOM紹介

Hamilton Russell Chardonnay

ハミルトン・ラッセル シャルドネ2025

南アフリカ / ヘメル・アン・アード

「天と地の谷」が育てた、南アのコート・ドール

ヘメル・アン・アード——アフリカーンス語で「天と地」を意味する谷は、南極から届く冷たい海流に抱かれた、南アフリカのコート・ドールと呼ばれる場所。その扉を1975年に最初に開いたパイオニアがハミルトン・ラッセル。レモンや桃、バナナの豊かな果実の香りに、ヴァニラとココナッツの上品な樽香が寄り添い、余韻には花のニュアンスが広がる。パーカーポイント94点(2022VT)。新樽比率23%のフレンチオークで9ヶ月熟成。

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ルーウィン・エステート プレリュード ヴィンヤーズ シャルドネ楽天ROOM紹介

Leeuwin Estate Prelude Vineyards Chardonnay

ルーウィン・エステート プレリュード ヴィンヤーズ シャルドネ2024

オーストラリア / マーガレット・リヴァー

「世界最高峰のシャルドネ」への序曲

カリフォルニアの巨匠ロバート・モンダヴィがその可能性を見抜き、指導のもと1974年に植樹が始まったルーウィン・エステート。旗艦「アートシリーズ」はDecanter誌に「世界最高峰のシャルドネ」と評された。その序曲(プレリュード)と名付けられた一本は、柑橘の皮、洋梨、白ネクタリンのみずみずしい香りに、ほのかなトースト香が寄り添う端正な造り。フランス産オーク樽発酵(新樽35%)・10ヶ月熟成。ワインアドヴォケイト92点。

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クメウ・リヴァー エステート シャルドネ楽天ROOM紹介

Kumeu River Estate Chardonnay

クメウ・リヴァー エステート シャルドネ2024

ニュージーランド / オークランド

ブルゴーニュの巨匠を驚かせた、NZ最高峰のシャルドネ

オークランド近郊の家族経営ワイナリー、クメウ・リヴァー。当主マイケル・ブラキャンプはニュージーランド初のマスター・オブ・ワイン。ロンドンで行われたブラインドテイスティングでは、名だたるブルゴーニュ特級と互角以上に渡り合い、世界を驚かせた。グレープフルーツや白桃の透明感ある果実に、火打石のミネラル、樽由来の繊細な香ばしさ。ジェームス・サックリング94点。

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エラスリス アコンカグア・コスタ シャルドネ楽天ROOM紹介

Errazuriz Aconcagua Costa Chardonnay

エラスリス アコンカグア・コスタ シャルドネ2023

チリ / アコンカグア・コスタ

五大シャトーを破った名門の、海風のシャルドネ

1870年創業の名門エラスリス。2004年ベルリンで行われた伝説のブラインドテイスティングで、マルゴーやラトゥールなど五大シャトーを抑えて1位に輝き、世界を震撼させた造り手。このシャルドネは太平洋からわずか12kmの冷涼な畑から。柑橘とビワの爽やかな果実に、焼きたてパンの繊細な香ばしさ、海風のようなミネラルが余韻まで続く。Decanter誌95点。

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シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス楽天ROOM紹介

Chateau Mercian Hokushin Left Bank Chardonnay Rivalis

シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス

長野県 北信地区

世界を巡る旅の終着は、千曲川のほとりへ

千曲川流域の北信地区、その左岸に広がる粘土質の畑から生まれる、シャトー・メルシャン最高峰の白ワイン。「リヴァリス」はラテン語で「川」の意。熟したパイナップルやマンゴー、温暖な地の柑橘の香りを、ヴァニラとアーモンドの気配が上品に包み込む。柔らかい酸と豊かな果実味の調和は、世界の銘醸地と飲み比べてこそ際立つ、日本の凛とした美しさ。

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2026/7/29

5

ジャーニーズ・エンド ケープ・ドクター カベルネ・ソーヴィニヨン楽天ROOM紹介

Journey's End The Cape Doctor Cabernet Sauvignon

ジャーニーズ・エンド ケープ・ドクター カベルネ・ソーヴィニヨン2021

南アフリカ / ステレンボッシュ

南アの風が磨いた、漆黒のカベルネ

「ケープ・ドクター」――フォールス湾から吹き込み、空気を浄め畑を病から守る強い南東風の名を冠したジャーニーズ・エンドのトップキュヴェ。先日開けた一本は、艶やかな濃いガーネットに、カシスとブルーベリーの深い果実香、セージや甘草、シナモンのスパイスが幾重にも折り重なっていた。フランス産300Lの新樽が与える気品ある骨格が余韻まで凛と続く。DWWAでは2015年VTが97点を獲得した実力派。

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フェデラリスト バーボン・バレル・エイジド ジンファンデル楽天ROOM紹介

The Federalist Bourbon Barrel-Aged Zinfandel

フェデラリスト バーボン・バレル・エイジド ジンファンデル

カリフォルニア / メンドシーノ

バーボン樽が香る、大人のジンファンデル

建国の父たちに敬意を捧げるカリフォルニアの人気ブランド「フェデラリスト」。その名物キュヴェは、バーボンウイスキーの空き樽で6ヶ月熟成させたジンファンデル。ブラックベリーやプラムの豊かな果実に、バーボン樽由来のバニラ、キャラメル、トーストの甘香ばしさが溶け込む、リッチで滑らかな一本。ウイスキー好きがワインの扉を開く入口としてもふさわしい。

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アルボーレ カンノナウ・ディ・サルデーニャ リゼルヴァ ジュゼッペ・ガッバス楽天ROOM紹介

Arbore Cannonau di Sardegna Riserva Giuseppe Gabbas

アルボーレ カンノナウ・ディ・サルデーニャ リゼルヴァ ジュゼッペ・ガッバス2016

サルデーニャ / ヌオーロ

羊飼いの島が育む、太陽の赤

地中海に浮かぶサルデーニャ島で、羊飼いたちが千年守り継いだ土着品種カンノナウ。ガンベロ・ロッソ誌に「サルデーニャでワイン職人と呼べるのは間違いなくガッバスだ」と評された名手が、樹齢40年の古樹に島の古代品種ムリステッロを重ねて醸す。名は「夜明け」の意。完熟した黒果実にバラや地中海のハーブが香り、ビロードのアタックと力強いタンニンのコントラストが見事。

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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ ヴァルパンテーナ ベルターニ楽天ROOM紹介

Amarone della Valpolicella Valpantena Bertani

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ ヴァルパンテーナ ベルターニ2022

ヴェネト / ヴァルパンテーナ

陰干し葡萄が紡ぐ、ヴェネトの夜想曲

収穫した葡萄を風の通る小屋で陰干しし、凝縮した果実だけを絞る「アパッシメント」。その様式を世界に知らしめた1857年創業の名門ベルターニが、アマローネで唯一のサブゾーン指定「ヴァルパンテーナ」の渓谷から生む一本。スラヴォニア産オーク樽で30ヶ月熟成。プラムやラズベリー、スパイスの複雑な香りに、鉄分豊かな土壌由来のミネラルがすっきりとしたエレガンスを添える。

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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ テヌータ・カパルツォ楽天ROOM紹介

Brunello di Montalcino Tenuta Caparzo

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ テヌータ・カパルツォ2019

トスカーナ / モンタルチーノ

イタリアワインの女王、当たり年の風格

糸杉の丘が連なるモンタルチーノで、サンジョヴェーゼの最高峰クローン「ブルネッロ」だけを名乗ることを許された、イタリアワインの女王。1968年に僅か1エーカーから始まったカパルツォは、世界100大ベストワインにも選ばれた造り手。グレイトヴィンテージ2019年は、JS95点・WA94点。大樽36ヶ月+瓶内4ヶ月、計40ヶ月を超える熟成が、洗練されたタンニンと長い余韻を育てる。

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2026/7/28

4

トンドニア・ティント・レセルヴァ楽天ROOM紹介

Viña Tondonia Tinto Reserva / López de Heredia

トンドニア・ティント・レセルヴァ2013

リオハ

時が醸す、リオハの奇跡

1877年創業、リオハの伝統を守り続けるロペス・デ・エレディア。先日開けた2008年のレゼルバは、レンガ色を帯びたガーネットからドライフラワーと革、甘やかな熟成香が立ちのぼり、時間そのものを味わうような静かな感動がありました。自社畑トンドニアのブドウを地下セラーのアメリカンオーク小樽で長期熟成させた、エレガントでスムースな一本。

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アラン・ユドロ・ノエラ ブルゴーニュ ピノ・ノワール楽天ROOM紹介

Alain Hudelot-Noëllat Bourgogne Pinot Noir

アラン・ユドロ・ノエラ ブルゴーニュ ピノ・ノワール2022

ブルゴーニュ

名門の入り口はここから

ロマネ・サン・ヴィヴァンやクロ・ヴージョといった特級畑を擁するヴージョ村の名門、ユドロ・ノエラ。その世界観を最も気軽に体験できるACブルゴーニュ。赤系果実とスミレの華やかな香り、シルキーなタンニン、澄んだ酸。「エレガントなブルゴーニュ」の教科書のような一本で、2022年は果実の充実した当たり年。

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プロフェッツ・ロック ホーム・ヴィンヤード ピノ・ノワール楽天ROOM紹介

Prophet's Rock Home Vineyard Pinot Noir

プロフェッツ・ロック ホーム・ヴィンヤード ピノ・ノワール2022

ニュージーランド / セントラル・オタゴ

南十字星の下のブルゴーニュ

世界最南端の銘醸地セントラル・オタゴ、標高320mの片岩土壌に立つホーム・ヴィンヤード。ブルゴーニュの至宝コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエで30年以上醸造を率いたフランソワ・ミレが関わる造り手として知られ、ジェームズ・サックリング97点。張りつめた酸と絹のタンニン、南半球の澄んだ光を思わせる透明感のある一本。

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レゾナンス ウィラメット・ヴァレー ピノ・ノワール楽天ROOM紹介

Résonance Willamette Valley Pinot Noir

レゾナンス ウィラメット・ヴァレー ピノ・ノワール2022

オレゴン / ウィラメット・ヴァレー

名門ジャド、オレゴンに渡る

1859年創業のブルゴーニュ名門ルイ・ジャドが、2013年に初めて故郷の外へ踏み出した地がオレゴンだった。42年間ジャドの醸造を率いたジャック・ラルディエールが立ち上げた「共鳴」の名を持つプロジェクト。重力式醸造が生む繊細な果実、チェリーとスグリ、スパイスと木樽の陰影。ワインスペクテイター94点(2019VT)。

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2026/7/27

5

フロッグス・リープ シャルドネ シェール&ストーン楽天ROOM紹介

Frog's Leap Shale and Stone Chardonnay

フロッグス・リープ シャルドネ シェール&ストーン2022

カリフォルニア(ナパ・ヴァレー)

蛙が跳ねる、ナパの清流

ナパでオーガニック栽培を30年以上続けるパイオニアの白。先日グラスに注ぐと、淡い黄金色に白桃とトーストしたヘーゼルナッツの繊細な香り。ナパらしからぬ13%前後の軽やかなアルコールと張りつめた酸。濃厚さを競う時代に、食卓に寄り添うスタイルを貫いた静かな信念の味でした。

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ドメーヌ・アムラン シャブリ プルミエクリュ ヴォー・リニョー楽天ROOM紹介

Domaine Hamelin Chablis 1er Cru Vau Ligneau

ドメーヌ・アムラン シャブリ プルミエクリュ ヴォー・リニョー2022

ブルゴーニュ(シャブリ)

石灰の丘が育む一級畑

1840年創業、7代目ティエリー・アムラン氏が手がける生産者元詰めのシャブリ一級畑。太古の海の記憶を宿すキンメリジャンの石灰質土壌。まろやかな口当たりの奥から貝殻を思わせるミネラルが立ち上がり、スッキリとした辛口の余韻へ。濾過を極限まで抑えた果実の凝縮感も魅力。

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オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ シャルドネ楽天ROOM紹介

Au Bon Climat Santa Barbara County Chardonnay

オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ シャルドネ2023

カリフォルニア(サンタ・バーバラ)

ブルゴーニュを夢見たカリフォルニア

カリフォルニアに「ブルゴーニュの魂」を植えた伝説の造り手ジム・クレンデネン。先日開けたボトルは、輝く麦藁色に柑橘と洋ナシ、白桃の果実へバニラがやさしく重なり、繊細な酸が余韻まで美しく貫いていました。派手さではなく優美さで語るシャルドネ。名門ビエン・ナシード畑の葡萄を使う普及キュヴェです。

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ヴェルジェ プイィ・フュイッセ ル・オー・ド・ラ・ロッシュ楽天ROOM紹介

Verget Pouilly-Fuissé Le Haut de la Roche

ヴェルジェ プイィ・フュイッセ ル・オー・ド・ラ・ロッシュ2022

ブルゴーニュ(マコネー)

マコネーの鬼才が磨く石灰の丘

「マコネーの鬼才」ジャン=マリー・ギュファンスが畑ごとの個性を磨き上げるネゴシアン、ヴェルジェのプイィ・フュイッセ。石灰岩の丘の高台に由来するキュヴェは、熟した黄桃と柑橘、火打石のミネラルが折り重なり、樽に頼らない純度の高い果実味が魅力。パーカーズ・ポイント91点。

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ルー・デュモン レア・セレクション ムルソー楽天ROOM紹介

Lou Dumont Rare Selection Meursault

ルー・デュモン レア・セレクション ムルソー2013

ブルゴーニュ(ムルソー)

十三年の眠りから覚める黄金

ブルゴーニュに渡った日本人醸造家・仲田晃司さんが、蔵出し古酒の中から選び抜く"仲田印"のレア・セレクション。村名ムルソーの2013年、十三年の歳月を経た一本。熟成したムルソーは蜂蜜やヘーゼルナッツ、焼きりんごを思わせる芳香へと深まり、若いうちには見せない官能的な表情を纏います。古酒ゆえ、届いたら最低2週間は瓶を休ませてから抜栓を。

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2026/7/26

28

クルニ オアジ・デリ・アンジェリ実飲記録

KURNI / Oasi degli Angeli

クルニ オアジ・デリ・アンジェリ2022

マルケ / クプラ・マリッティマ(イタリア)

甘い果実の衝撃が、夜を支配する赤

何度も手を伸ばしたワインには、評価表だけでは説明できない理由がある。クルニを開けて最初に受けるのは、濃厚で甘い果実味の衝撃だ。熟れきった黒い果実の蜜がグラスいっぱいに波打ち、「果実味といえばこれに勝るものはない」と一瞬で思わせる。それでも、ただ豊かなだけでは終わらない。カカオ、乾いたハーブ、土、静かな樽の影が、その甘美さに細い輪郭を与え、マルケの赤い土と海からの風を思わせる緊張感を残す。もしこの一本のために空間を設計するなら、窓の外の光を低く抑え、深いボルドーの壁に海の反射だけを淡く残したい。飲むたびに少し違う表情を見せるから、日誌のように記憶へ重ねたくなる。大げさな記念日がなくても、自分にとって確かな一日を閉じるために開ける一本。実飲の記録に残す価値があるのは、味だけでなく、その夜の空気まで連れて帰ってくるからだ。

少量生産 — マルケを代表するモンテプルチアーノ記録を読む →
ゴーストホース スペクター実飲記録

Ghost Horse Vineyard — Spectre

ゴーストホース スペクター2008

ナパ・ヴァレー(セント・ヘレナ)

闇の中を駆ける、亡霊の馬

紙のラベルは、ない。濃緑のガラスに直接エッチングされた、たてがみをなびかせる馬。ボトルそのものが彫刻であり、注がれる前から物語が始まっている。スクリーミング・イーグルをも超える価格で取引される「ナパで最も高価なカベルネ」は、しかし決して威圧的ではなかった。18年の歳月を経たタンニンは絹のように解け、黒スグリと杉、墨のような静かな余韻が、驚くほど長く続く。手にしたボトルには 105/288 の刻印。世界に288本しかない一本が、いま目の前で開いていく——その時間そのものが、贅沢だった。

年産288本 — 世界で最も入手困難なナパ・カベルネ記録を読む →
ゴーストホース シャルドネ実飲記録

Ghost Horse Vineyards — Chardonnay

ゴーストホース シャルドネ2021

ナパ・ヴァレー

透明な硝子を、跳ねる白馬

スペクターの漆黒に対して、こちらは無垢な透明。クリスタルのようなボトルに、後ろ足で立ち上がる馬がフロスト加工で浮かび上がる。冷やされたボトルの曇りがエッチングと溶け合う様は、朝霧の中の白馬そのもの。味わいは見た目を裏切らない。樽の重さに頼らず、白い花とレモンカード、火打石の緊張感が一本の線として通る。カリフォルニアのシャルドネの「豊満」という先入観を、静かに書き換えてくる一本。

超少量生産 — 日本入荷は極めて稀記録を読む →
シン・クア・ノン シーモアズ・ヴィンヤード実飲記録

Sine Qua Non — Seymour's Vineyard

シン・クア・ノン シーモアズ・ヴィンヤード

カリフォルニア(ヴェンチュラ)

老人がグラスを掲げる、約束の畑

「Sine Qua Non」——それなくしては成り立たないもの、というラテン語。マンフレッド・クランクルが年ごとにワイン名もラベルも変えてしまうため、同じものは二度と手に入らない。ハンチングを被った老人が赤ワインのグラスを掲げる版画調のエチケットは、クランクル家の愛犬の名を冠したシーモアズ・ヴィンヤードの証。凝縮した黒果実の奥から、燻したベーコン、スミレ、胡椒が幾層にも立ちのぼる。濃密なのに、重くない。カルトワインという言葉の本当の意味を、グラスが教えてくれる。

顧客名簿制 — 新規入手はほぼ不可能記録を読む →
ヘッドロック(ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー)実飲記録

The Prisoner Wine Company — Headlock

ヘッドロック(ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー)2022

ナパ・ヴァレー

時計に目隠しされた、時間の囚人

目を覆われた男と、傾いた時計。金の飛沫が疾走する退廃的なエチケットは、ゴヤの銅版画に着想を得たザ・プリズナーの世界観の延長線上にある。品種は、いまや世界でもほとんど栽培されないシャルボノ。黒胡椒とドライクランベリー、ナツメグの香りの奥に、ザクロのような赤い果実の酸が生きている。濃厚さで押し切るナパの赤とは一線を画す、フレッシュで詩的な異端児。「時間を忘れろ」とラベルが囁いてくる。

希少品種シャルボノ — 世界でも栽培わずか記録を読む →
DAOU ボディガード シャルドネ実飲記録

DAOU Family Estates — Bodyguard Chardonnay

DAOU ボディガード シャルドネ2022

パソ・ロブレス

混沌の中の、気品という護衛

ラベルには、花々とモザイクの中から現れる女性の肖像。裏ラベルには一篇の詩が刻まれている——「She is grace within chaos(彼女は混沌の中の気品)」。レバノン内戦を逃れ、パソ・ロブレスの山頂に理想の畑を築いたDAOU兄弟が、「守られる安らぎ」をワインにしたのがこのボディガード。ジャスミンとレモンブロッサム、マルメロ、青リンゴ。豊かでありながら、線の美しさを失わない。物語をまとった白は、グラスの中でも雄弁だった。

日本ではピーロート・ジャパンが正規輸入記録を読む →
フアン・ヒル ブルーラベル実飲記録

Juan Gil — Etiqueta Azul / Blue Label

フアン・ヒル ブルーラベル2023

フミーリャ(スペイン)

古木が語る、地中海の記憶

もし僕がフミーリャに家を建てるなら、日干しレンガの壁に深いアーチを穿ち、地中海の風が通り抜ける中庭を設計する。樹齢55年のモナストレルの古木が、その中庭の中央に立っている——そんな空間が、グラスの向こうに見えた。深いインクブルーのラベルを剥がすと、乾いた大地と灼熱の太陽が液体になって流れ出す。バニラとシナモンの甘い記憶が、18ヶ月の樽の中で眠っていた時間を教えてくれる。3,000円台で、この旅ができる。スペインの底力は、建築と同じで「素材の正直さ」にある。

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ローラン・ファヨル "サンス" クローズ・エルミタージュ実飲記録

Laurent Fayolle — Sens Crozes-Hermitage

ローラン・ファヨル "サンス" クローズ・エルミタージュ2023

北ローヌ・ジェルヴァン(フランス)

花崗岩が紡ぐ、五感の詩

高層バーの窓際席。眼下に広がる都市の夜景と、グラスの中のローヌ渓谷。対極にあるはずの二つの風景が、不思議と重なった。「Sens」はフランス語で「感覚」。もし僕がこの感覚を建築にするなら、花崗岩の崖に張り出すキャンティレバーのテラスを設計する。足元は透明なガラス床。眼下にはブドウ畑と、遠くに霧のかかるエルミタージュの丘。このシラーの黒胡椒とスミレは、その崖の上で吹く風の匂いだ。都市の夜景を見ながら、ローヌの風を感じる——建築とワインは、場所を超える装置なのだと思う。

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ナパ・ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン実飲記録

Napa Highlands — Cabernet Sauvignon

ナパ・ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン2023

ナパ・ヴァレー(USA)

高地の風が運ぶ、ナパの矜持

ナパ・ヴァレーの「標準」を知ることは、建築でいえばル・コルビュジエのモデュロールを学ぶことに似ている。基準を知らなければ、逸脱の美しさもわからない。白いラベルに描かれた牧歌的な農家の風景——しかし中身は、カリフォルニアの高地が持つ凛とした空気を液体にしたような一本。もし僕がナパに週末の家を設計するなら、ブドウ畑を見下ろすデッキに、このワインを置く。カシスとブラックチェリーの香りが、夕暮れの風に乗って広がっていく。ナパの矜持とは、力強さの中にある静けさのことだ。

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レ・フルール・デュ・ラック ボルドー・ブラン実飲記録

Les Fleurs du Lac — Bordeaux Blanc

レ・フルール・デュ・ラック ボルドー・ブラン2024

ボルドー(フランス)

湖面に咲く、白い花束

「湖の花」——この名前を聞いた瞬間、僕の頭には一つの空間が浮かんだ。湖畔に建つ、全面ガラスのパビリオン。水面の反射が天井に揺らめき、白い花が水盤に浮かんでいる。このボルドー・ブランは、まさにその空間の空気を液体にしたもの。淡いレモンイエロー、白い花、グレープフルーツ。気取らず、しかし確実に場を華やかにする。建築も同じだ——最高の空間とは、そこにいる人を主役にする空間のこと。1,500円で、この気品。食前酒という「空間の序章」に、これ以上の一本はない。

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ドメーヌ・デュ・ノゼ サンセール実飲記録

Domaine du Nozay — Sancerre

ドメーヌ・デュ・ノゼ サンセール2023

ロワール(フランス)

月と星が導く、石灰岩の清流

月と星のリズムで畑を耕す——ビオディナミとは、宇宙のスケジュールに従う農法だ。建築家として、僕はこの思想に共感する。良い建築も、太陽の角度と風の道を読むことから始まるからだ。ドメーヌ・デュ・ノゼの古城が描かれたラベルの下に、小さく「Vin Biodynamique」の文字。このサンセールを口に含んだ瞬間、ロワール川沿いの石灰岩の崖が見えた。白亜の壁に穿たれた窓から、冷たい風が吹き込む。レモンと火打石。鋭い酸がワインの背骨となり、余韻にチョーキーな白さが残る。生きている、と思った。

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ヴィニャ・トンドニア ティント・レセルヴァ実飲記録

Viña Tondonia — Tinto Reserva

ヴィニャ・トンドニア ティント・レセルヴァ2013

リオハ(スペイン)

石壁の奥で、時間が醸す静寂

ロペス・デ・エレディアのボデガに足を踏み入れたことはない。けれど、このワインを飲むたびに、僕はあの石壁の地下セラーにいる。天井の低いトンネル状の空間。苔むした石灰岩の壁。何十年もの時間が堆積した空気。もし僕がリオハにワイナリーを設計するなら、地上には何も建てない。すべてを地下に沈め、石壁と時間だけで空間を構成する。トンドニアの2013年は、まさにそういうワインだ。10年の熟成を経てなお、タンニンは生きている。枯れ葉とドライチェリー、革の手袋、遠くにスパイス。急がない。急がせない。時間そのものが、最高の建材であることを教えてくれる。

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プロフェッツ・ロック ピノ・ノワール実飲記録

Prophet's Rock — Pinot Noir

プロフェッツ・ロック ピノ・ノワール2022

セントラル・オタゴ(ニュージーランド)

断崖の預言者が見た、霧の彼方

セントラル・オタゴの断崖。その名の通り「預言者の岩」と呼ばれる場所に、ブドウ畑がある。もし僕がこの崖に建築を設計するなら、霧の中に浮かぶガラスのパビリオンを置く。床はなく、足元には渓谷の深い闇。壁は霧そのもの。このピノ・ノワールは、その空間の温度を持っている。冷涼で、透明で、しかし芯に熱がある。ラズベリーとダークチェリー、スミレの花弁、湿った土。JS97点という数字が示すのは、ニュージーランドのピノが「ブルゴーニュの模倣」を完全に超えたという事実だ。断崖に立つ預言者は、もう振り返らない。

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フェラーリ ブリュット NV実飲記録

Ferrari — Brut NV (Trentodoc)

フェラーリ ブリュット NV

トレンティーノ(イタリア)スパークリング

アルプスの麓で、泡が歌う

F1の表彰台で振られるのは、シャンパーニュではない。フェラーリだ。トレンティーノの冷涼な空気と、アルプスから流れ落ちる雪解け水が育てたシャルドネ。もし僕がドロミテの山麓にスパークリングバーを設計するなら、天井を鍾乳洞のように削り出し、壁一面を泡のように連なるガラス球で覆う。このフェラーリ・ブリュットは、その空間の音だ。繊細な泡立ち、青リンゴとブリオッシュ、余韻に漂うアーモンド。3,000円台で、イタリアの最高峰に触れられる。勝利の味は、意外と静かだった。

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フランチャコルタ ブリュット フェルゲッティーナ実飲記録

Ferghettina — Franciacorta Brut

フランチャコルタ ブリュット フェルゲッティーナ

ロンバルディア(イタリア)スパークリング

湖水の光を閉じ込めた、黄金の泡

イゼオ湖の水面に反射する午後の光。フランチャコルタの畑は、その光の中にある。もし僕がこの湖畔にワインバーを設計するなら、水面と同じ高さにフロアを置き、境界を消す。グラスの中の泡が、湖面のさざ波と呼応する——そんな空間。フェルゲッティーナのブリュットは、まさにその光を液体にしたもの。きめ細かい泡、洋梨とアカシアの蜜、ほのかなトースト。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でありながら、イタリアらしい陽気さが底に流れている。湖水の午後を、グラスに閉じ込めた一本。

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シャトー・ルービンヌ プレミウム ロゼ実飲記録

Château Roubine — Premium Rosé Côtes de Provence Cru Classé

シャトー・ルービンヌ プレミウム ロゼ2021

コート・ド・プロヴァンス(フランス)ロゼ

薄紅色の黄昏、プロヴァンスの風

プロヴァンスのロゼは、建築でいえば「引き算の美学」だ。余計なものを削ぎ落とし、光と風だけで空間を構成する。もし僕がコート・ド・プロヴァンスに別荘を設計するなら、白い漆喰の壁にラベンダー色の影が落ちる、午後6時のテラスを中心に据える。このシャトー・ルービンヌのロゼは、まさにその時間の色をしている。淡いサーモンピンク。白桃とイチゴ、ローズマリーの香り。口に含むと、地中海の塩気を含んだ風が吹き抜ける。クリュ・クラッセの格付けは伊達ではない。引き算の果てに残る、本質だけの美しさ。

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ビーニャ・トンドニア ティント レセルバ実飲記録

R. López de Heredia — Viña Tondonia Tinto Reserva

ビーニャ・トンドニア ティント レセルバ2011

リオハ・アルタ(スペイン)

琥珀に沈む、百年の回廊

リオハの地下セラーには、時間が堆積している。ロペス・デ・エレディアの蜘蛛の巣に覆われた樽は、まるで遺跡の柱のようだ。もし僕がこのボデガを現代建築として再解釈するなら、地層を模した壁面に、琥珀色の光が差し込むギャラリーを設計する。トンドニアのレセルバは、6年の樽熟成と3年の瓶熟成を経て世に出る。急がない。待つことで生まれる複雑さ——ドライチェリー、なめし革、甘草、湿った土。口に含むと、時間そのものの味がする。現代の効率主義への、静かな反論。

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ピエロパン ラ・ロッカ ソアーヴェ・クラシコ実飲記録

Pieropan — La Rocca Soave Classico

ピエロパン ラ・ロッカ ソアーヴェ・クラシコ2022

ヴェネト(イタリア)

中世の城壁に眠る、白い鉱脈

ソアーヴェの町を見下ろす中世の城。その裏手の急斜面に、ラ・ロッカの畑はある。もし僕がこの丘に展望台を設計するなら、火山性土壌の色をそのまま壁材に使い、ガルガーネガの蔓が這う緑のファサードを作る。ピエロパンのラ・ロッカは、この土地の記憶を液体にしたもの。フレンチオーク樽で熟成された白は、ピスタチオ、白桃、火打ち石の香り。口に含むと、鉱物的な緊張感と果実の豊かさが同居する。イタリアの白ワインの、知られざる頂点。

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オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール実飲記録

Au Bon Climat — Pinot Noir Santa Barbara County

オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール2022

サンタ・バーバラ(カリフォルニア)

太平洋の霧が育てた、椿の記憶

サンタ・バーバラの海岸線から吹き上がる冷たい霧。その霧が、ブルゴーニュを夢見た一人の男の畑を包む。ジム・クレンデネン——彼が1982年に始めたオー・ボン・クリマは、カリフォルニアのピノ・ノワールに「エレガンス」という言葉を与えた。もし僕がこのワイナリーを設計するなら、太平洋に向かって開く大きなガラスのファサードと、霧が通り抜ける回廊を作る。椿のラベルが象徴するように、このワインは静かで、深い。チェリー、スミレ、ほのかな土の香り。口当たりは絹のように滑らかで、余韻に海風の塩味が残る。

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オー・ボン・クリマ イザベル ピノ・ノワール実飲記録

Au Bon Climat — Isabelle Pinot Noir

オー・ボン・クリマ イザベル ピノ・ノワール2021

サンタ・マリア・ヴァレー(カリフォルニア)

娘の名を冠した、最も静かな告白

イザベル——それは創設者ジム・クレンデネンの娘の名前。そしてこのワインは、父から娘への手紙のようなもの。サンタ・マリア・ヴァレーの冷涼な単一畑から生まれるこのキュヴェは、通常のオー・ボン・クリマよりさらに繊細で、内省的だ。もし僕がこのワインのための空間を設計するなら、天窓から差し込む一筋の光だけで照らされる、小さな図書室を作る。ラズベリー、バラの花びら、白檀の香り。タンニンは絹糸のように細く、余韻は驚くほど長い。飲むたびに、言葉にならない感情が胸に広がる。

単一畑キュヴェ — 故ジム・クレンデネンへのオマージュ記録を読む →
E.ギガル コンドリュー ラ・ドリアンヌ実飲記録

E. Guigal — Condrieu La Doriane

E.ギガル コンドリュー ラ・ドリアンヌ2023

コンドリュー / ローヌ(フランス)

花畑の香りを、金色の食卓へ

夕食の支度が整う少し前、窓辺に落ちた光が皿の縁を金色にする。その時間に開けたいのが、コンドリューの丘から届くラ・ドリアンヌ 2023だ。グラスを近づけると、白い花、杏、熟した桃、蜂蜜の気配が次々にほどけ、まるで初夏の花畑の中心に立ったような香りに包まれる。華やかなのに、ただ甘く軽いだけではない。白い果実の輪郭と静かな塩気が、湯気の立つ料理のそばでゆっくり形を変えていく。もしこの一本のために食卓を設計するなら、石灰色のテーブルに白い花を一輪、壁にはローヌ川の夕方を思わせる淡い金色の光を落としたい。焼いた魚、鶏のロースト、バターをひと匙落とした野菜。特別な料理のためだけではない。誰かとゆっくり食卓を囲み、その夜をあとから思い出せるものにしたい時のための白ワインである。華やかな香りが、会話の余白まで美しくしてくれる。

コンドリューを代表する単一畑由来のヴィオニエ記録を読む →
ザ・マスコット レッド・ワイン ナパ・ヴァレー実飲記録

The Mascot — Red Wine Napa Valley

ザ・マスコット レッド・ワイン ナパ・ヴァレー2019

ナパ・ヴァレー(カリフォルニア)

深紅の包みをほどく、祝福の夜

贈り物を選ぶとき、驚かせることよりも、その人の記憶に長く残ることを大切にしたい。ザ・マスコット 2019を開ける夜は、深紅のベルベットをほどくように、会話の輪郭がゆっくりと深くなっていく。熟した果実、森の土、静かな樽の気配。ナパ・ヴァレーの陽光を抱きながら、このワインは必要以上に声を張り上げない。もしこの一本のために部屋を設計するなら、壁は夜のボルドー、テーブルには金の光を細く落としたい。昇進、節目の誕生日、久しぶりに集まる家族の食卓。箱を開ける瞬間だけでなく、数年後に「あの時の一本」と話せる時間まで贈れる。MOMOがギフトに選ぶ理由は、その豊かさの奥に、きちんと品があるからだ。

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コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー実飲記録

Kongsgaard — Chardonnay Napa Valley

コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー2022

ナパ・ヴァレー / ロス・カーネロス(カリフォルニア)

黄金の余白に、自分の感覚を戻す

少し背伸びして選ぶ一本は、価格のために開けるのではない。飲み終えたあとに、なぜそれを選んだのかを静かに納得できるかどうかが大切だ。コングスガードのシャルドネ 2022は、ナパの陽射しを抱えながら、果実味だけで終わらない。石、白い花、レモンの皮、樽の温度が重なり、グラスの中に緊張感のある余白をつくる。もしこの一本を迎える空間を設計するなら、磨かれた石のテーブルに白いリネンを一枚だけ置き、午後の金色の光を壁に反射させたい。大切な人と食卓を囲む夜にも、忙しい日々のなかで自分の感覚を取り戻したい夜にも。少し高くても、開けたことを惜しまない。その確信が残るワインは、日常をわずかに上質な時間へ変えてくれる。

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ロデレール エステート カルテット ロゼ楽天ROOM紹介

Roederer Estate Quartet Rosé

ロデレール エステート カルテット ロゼ

アンダーソン・ヴァレーロゼ

夕焼け色の泡が、週末の始まりを告げる

シャンパーニュの名門ルイ・ロデレールがカリフォルニアに構えたエステートから。淡いサーモンピンクの泡は、野いちごと白桃、ほのかなブリオッシュの香り。瓶内二次発酵ならではのきめ細かな泡が、金曜の夜を静かに祝祭へ変えてくれます。

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ドラピエ カルト・ドール ブリュット楽天ROOM紹介

Drappier Carte d'Or Brut

ドラピエ カルト・ドール ブリュット

シャンパーニュ(ウルヴィル)スパークリング

黄金のカルトが開く、週末の祝祭

ドゴール大統領が愛した名門メゾンの看板キュヴェ。黄金のラベルの奥から、白桃とブリオッシュ、ほのかな蜂蜜の香り。ジェームス・サックリング91点。ピノ・ノワール主体の骨格ある泡が、特別な夜の扉を開けてくれます。

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ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン楽天ROOM紹介

Lou Dumont Crémant de Bourgogne Blanc de Blancs

ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン

ブルゴーニュスパークリング

侍が醸す、ブルゴーニュの黄金の泡

ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエが絶賛したクレマンを、日本人醸造家・仲田晃司さんが造る。シャルドネ100%、瓶内二次発酵12ヵ月以上。青リンゴと白い花、焼きたてのパンの香りの奥に、凛とした酸が美しい線を描きます。

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Baron d'Avelin Crémant de Bourgogne

バロン・ダヴラン クレマン・ド・ブルゴーニュ

ブルゴーニュ(ヴォーヌ・ロマネ)スパークリング

名を伏せた貴婦人、ヴォーヌ・ロマネの秘密

ブルゴーニュの聖地ヴォーヌ・ロマネの著名なドメーヌが、名前を伏せて造る「覆面クレマン」。ほのかにグリーンがかった淡い麦藁色、柑橘のフレッシュな香り。程良い酸味が果実味をやさしく包み込む、綺麗としか言いようのない味わいです。

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Pieropan Soave Classico La Rocca

ピエロパン ソアヴェ クラシコ ラ・ロッカ2023

ヴェネト(ソアーヴェ・クラシコ)

城砦の名を持つ白、45年目の頂

先日開けたボトルは1978-2023の45周年記念ラベルでした。ソアーヴェで初めて「単一畑」を名乗った歴史的な白。輝く深い黄金色に異国の果実とナッツ、バニラの香り。モンラッシェと見紛うようなセクシーな余韻が長く続きます。ジェームス・サックリング98点、「Top 100 Wines of Italy 2025」第2位。

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2026/7/25

8

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The Prisoner Red Blend

ザ・プリズナー レッド・ブレンド2023

カリフォルニア

闇に灯る、深紅の自由

一度見たら忘れられない、あの漆黒のエチケット。ゴヤが遺した銅版画「囚人」を纏うこのワインは、ラベルそのものが一枚の絵画。グラスに注げば、闇のような深いガーネット。ジンファンデルを軸に6品種が織りなすブレンドは、クランベリーやブラックベリー、ドライプラムにバニラとナツメグ、トーストしたココナッツまで——幾重にも重なる香りの交響曲。柔らかなタンニンと甘美なスパイスが、束縛から解き放たれたように伸びやかに広がります。

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The Prisoner Chardonnay

ザ・プリズナー シャルドネ2021

カーネロス

ゴヤの銅版画が導く、解き放たれた黄金

エチケットに描かれるのは、スペインの巨匠ゴヤの銅版画に着想を得た「囚人」。闇を纏ったラベルの中で、鎖は問いかけます——あなたを縛るものは何ですか、と。コルクを抜けば、答えは黄金の光となって溢れ出します。カーネロスの冷涼な風に育まれた葡萄を100%樽発酵、新樽50%のフレンチオークで10ヵ月。バニラとクレームブリュレ、焼きりんごの豊潤な香り。フルボディの深いコクと艶やかな酸は、モノクロームの版画に差した一筋の金彩。

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Duckhorn Chardonnay Napa Valley

ダックホーン シャルドネ ナパヴァレー

ナパ・ヴァレー

時を刻む、黄金の雫

グラスに注がれた瞬間、夕暮れの空を映したかのような黄金色。熟した白桃やメロン、バニラビーンズ、焼きたてのパイ生地を思わせる香りが幾重にも重なり、シルクのような口当たりのあとに、大切な人との語らいのように長い余韻が残ります。

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ナパ ハイランズ シャルドネ2023

ナパ・ヴァレー

ナパの太陽を映す一杯

ナパ・ヴァレーの輝かしい太陽を浴びて育った葡萄から。豊かな果実味と芳醇な樽香が絶妙なハーモニーを奏で、過ぎゆく時間を慈しむための黄金の雫となります。

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Michael Pozzan Annabella Chardonnay

マイケル・ポザン “アナベラ” シャルドネ2021

ソノマ・カウンティ

陽光きらめくソノマの恵み

輝く麦わら色は、夏の日の午後の光を閉じ込めたかのよう。熟したリンゴや洋梨、ヘーゼルナッツとバニラのニュアンスが、複雑で奥行きのあるアロマを織りなします。

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クロ・ペガス ミツコズ・ヴィンヤード シャルドネ楽天ROOM紹介

Clos Pegase Mitsuko's Vineyard Chardonnay

クロ・ペガス ミツコズ・ヴィンヤード シャルドネ2022

カーネロス / ナパ・ヴァレー

愛を注いだ畑の物語

日本人のミツコ夫人の名を冠した特別な畑から。淡い黄金色の輝きはカーネロスの柔らかな朝霧を思わせ、黄桃やハチミツの香りと樽の深みが、繊細な絵画のようなハーモニーを描きます。

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ボーグル “リザーブ” シャルドネ楽天ROOM紹介

Bogle Reserve Chardonnay

ボーグル “リザーブ” シャルドネ

クラークスバーグ

新樽100%が奏でる、樽香のシンフォニー

アメリカンオーク新樽100%・樽発酵という贅沢な造り。凝縮した果実とトーストの香ばしさが重なり、五感を満たすふくよかな味わいが長く続きます。

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ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン楽天ROOM紹介

Napa Highlands Cabernet Sauvignon

ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン2023

ナパ・ヴァレー

深紅のヴェールに包まれて

宵闇に溶けるガーネットの輝き。黒系ベリーの濃密なアロマにココアとヴァニラの甘い誘惑が重なり、ビロードのようなタンニンが優雅に広がります。銘醸畑と縁の深い葡萄から生まれる、記憶に残る一本。

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